今の責任ある仕事をこなす日々の中で、ふと思う
一体いくらあれば、私はこの騒がしい場所から静かに消えることができるのか
世間では「FIREには1億円必要だ」「最低でも5,000万円」といった威勢のいい数字が踊っている
だが、私の生活実態に照らし合わせれば、そんな大層な数字は必要ない
結論から言えば、私にとっての「完全な出口」は3,000万円だ
資産1,800万円の「逃げ道」:週2日の労働で成立する自由
現在、私の手元には1,800万円の資産がある
これを「4%ルール」で運用しながら取り崩すと仮定すると、月々の受取額は約6万円になる
私の月の生活費は10万円だ
家賃や固定費を妻と分担し、徹底的に最適化した結果、この水準で十分に満たされた生活が送れている
支出10万円 - 資産収入6万円 = 不足分4万円
この不足分を稼ぐために、時給1,000円、1日7時間の責任のない労働を選ぶなら、月間の労働日はわずか5.7日でいい
週に1.5日だけ働けば、1,800万円という盾だけでも、私は今の生活を維持したまま資本主義の騒がしい中心地から離れることができる
これが、現時点での「生存の拠点」だ
資産3,000万円がもたらす「労働 0日」の確信
では、なぜ1,800万円で今すぐ辞めないのか
それは、3,000万円という数字がもたらす精神的自立の重みが全く違うからだ
3,000万円を4%で運用すれば、月間の受取額は10万円になる
支出10万円 - 資産収入10万円 = 不足分 0円
この瞬間に、私の人生から「生きるために働かなければならない」という強制力が消滅する
もちろん、全く働かないのは退屈だろう
週に2日ほど、気が向いた時にバイトをするかもしれない
だがそれは「義務」ではなく「暇つぶし」だ
3,000万円という数字は、私にとっての「人権」の完成を意味する
九州の「山」と「源泉かけ流し」 これ以上の贅沢はいらない
九州以外で育った私にとって、この地の環境は衝撃だった
週末、妻と1時間ほどで登れる山へ向かう
適度に体を動かし、山頂から景色を眺める時間は何物にも代えがたい
そして、その疲れを完璧に癒やすのが、九州が誇る圧倒的な「温泉」だ
私が求めているのは、塩素消毒の匂いがするようなお湯ではない
大地の組成がそのまま注がれる、「源泉かけ流し」の湯だ
硫黄の香りが立ち込めたり、肌にまとわりつくような個性豊かな泉質に身を沈める
1日の疲れが湯の中に溶け出していく
この贅沢が、わずか数百円で手に入る
資産は、贅沢品を買うための軍資金ではない
この「山と湯を巡る静かな時間」を、職場の重すぎる責任から永久に保護するための防波堤なのだ
出口を確定させてから、あえてゲームを続ける
3,000万円に届いたとしても、私はすぐに辞表を出さないかもしれない
暴落という不確実性に備えるために、出口が確定した余裕を持って、だらだらと資産を積み増していく
しかし、その時の私は、今とは全く違う顔をして働いているはずだ
「いつでも辞めて、あの山と湯へ帰れる」という最強のカードを懐に忍ばせながら、資本主義のほとりへ向かうカウントダウンを淡々と楽しむ
まずは3,000万円そこが、私の人生の第1章のゴールだ


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